過去ログ(七月)

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八月の日記

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チンポコ太郎。

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吾輩は日記サイトである。名前はまだ無い。



ぬめり



ニッパー  



九十九式



ブリーフ。 



 



マフラー



いちご帝国



断崖絶壁



装填



刺身



Walking&Sleeping



七面骰子



クロ



友人のサイトです↓



自作歌だよ



Illusion within a brain





自作歌だよ、の管理人はこんな絵を描いてしまう程の、心の病を持った可哀想な子なので、みんな彼が発狂したり、突然脱糞しても彼を叱らないでください。僕からのお願いです。




説明 表紙 掲示板

6/31 サイト開設
前サイト、tajimaushi閉鎖からはや二年。

最終アクセス数200じゃあんまりだってことで、二年経った今日、復活。っていっても復活も糞もない。新設みたいな感じですね。今日から毎日日記を書いていこうかと思います!絶対一日も休まないぞ!狙え皆勤賞!なんてね!!


7/2 てへっ!




マジ無理 マジごめん。


7/3 たそがれリーゼント


学校から電車に乗って帰る。10数分たった頃だろうか。 僕の家の最寄の駅まであと二駅くらいの駅のホームに着いた途端、車内が騒がしくなった。なにやら女子高生が騒いでるようだ。女子高生の視線を見ると、その先には昔のつっぱり漫画に出てきそうな、僕と同年代くらいの男がいた。今では珍しいリーゼントと呼ばれる髪型にサングラス、そして長ランを着ていた。女子高生は口々にこう言う。「うわ、有り得ないから!あのリーゼントありえないから!!」と。隣のホームに見えるリーゼントの男を明らかに小馬鹿にしていた。ひどい。そりゃあないよ。確かに今では珍しい容姿かもしれない。だからといって、きもいはあんまりじゃないか。てゆうかな、お前らがきもい。まじで。なんですか、顔の見分けがつかないんですよ。画一的なんですよ、全てにおいて。埋没しまくりですよ。そんな大きな声できもいとか言わなくても聞こえるから。叫ばないでくれ、ほんと。電車の中は僕の数少ない安らぎ空間なんだよ、まじで。僕も人のこと言えるような顔じゃないけど、人の容姿をあーだこーだ言うのはあまりよろしくないかと思うんですよ。きっとあのリーゼント男はすごく優しいんです。雨の中、ダンボールの中でびしょぬれになった子猫を見て、「びしょ濡れじゃないか…。ほら、こっちにおいで。」とか言って、優しく抱きかかえて、頭をなでてあげるような青年だと思うんです。だから女子高生のみんな、男は顔より中身ですって。リーゼント男に幸あれ、とか思いながら彼を優しく微笑みながら見ていたら、サングラス越しに思いっきり睨まれた。なにあのリーゼント。まじ消えて。




7/4 歯医者ドリル。


今日は虫歯の治療のため、歯医者に行ってきた。 一ヶ月前から歯の異常を感じていたんだけど、 恥ずかしい話、小さい頃の恐怖心から、歯の治療にいくのが少し億劫になっていた。なんとか今日時間も取れていけるようになったので、意を決して歯医者に行く。歯医者と言えば幼稚園のころの歯の治療に使うドリルに対する恐怖心と、痛み、そして受付の女性が美人だったというあいまいな記憶しかない。さすが僕。さすがだな。さすがにバカ。

歯医者に行って約10分。「虫歯はないですね」、といわれる。衝撃。ガガーンという音が、冗談なしに聞こえてくるようだ。恥ずかしすぎる。今までの歯の痛みは何だったのだろうか。新手の精神病だろうか。よくわからないが、恥ずかしさをごまかすために悪あがきをしてみる。

「じゃあ、この痛みって何なんでしょうね…。」

と小さくつぶやく。小さい、小さすぎるぞ僕。さすが、さすが僕。へたれ、へたれすぎ。 歯医者先生がレントゲンを取ってくれることになった。何もないのに痛いってことに反応してくれたらしい。正直助かる。これで一応歯医者に治療しに行った、といえるからな。

結果、どうやら巨大な親知らずが歯茎にお眠りになっていらっしゃるらしい。なんてこったい。レントゲンを見てみると、素人の僕でもわかるくらいに変な歯が、地中に眠っていた。歯の痛みの原因はコレ。こいつが隣の歯を圧迫していたらしい。で、どうするかというと、どうもしない。どうもできないのである。ここまで目立ってない親知らずさんを、治療するのは骨を削らなくてはならないし、しても欲しくない。つまり先生も放置したいし、僕も放置したい。ってことで今日は夢を見たってことにする。あんな凶悪な親知らず、僕に生えているわけないじゃないか。目立たず、着実に他の歯を蝕む親知らず。まるで爆弾のように、爆発する日取りを待っている。恐ろしすぎ。怖すぎ。安心してオナニーすらできねー。どうしてくれるんだ歯医者のおっさん。てめーでマスかいてやろうかコラ。なんて思いながら今日はナースのAVでマスかいた。ごめん、さすがにおっさんは無理。


7/5 ベビースター・肘


僕はストレスを感じると右ひじにある、グロテスクな古傷が痛むんです。なんか、すっげえ痛い。6年くらい前の傷なのに、マジ痛いんですよ。複雑骨折の手術後の傷なんですが、ギチギチと、まあすごいんです。

中一の頃でしょうか。確か九月の七日。これはよく覚えてるんです。次の日が体育祭、その次の日が僕の誕生日ですから。九月の七日、体育祭の最終練習でした。僕達男子は組み体操をやるってことでその日練習してたんです。今時組み体操ですよ?ありえないよ、ほんと。僕は体重が軽かったので、演技は大体上に乗ることが多かったんです。

組み体操って言えば、人間の積み木みたいなものじゃないですか。その一番上だったんですよ。三段の搭と呼ばれる演目があったんですけど、最終練習になっていきなり僕が頂上になることになったんです。ありえないくらい高いから。今まで肩車のような演目の頂上がいいとこだったのに、いきなり6メータくらい上ですよ。で、上にググーっとあがったとき、思い出したんです。あ、僕、高所恐怖症じゃん、って。アホですよ。もうね、意識がフワワァってトンで、気づいたら落ちてた。ゴス!って音がして、なんか先生とかが僕に駆け寄るの。

「大丈夫か!?おい!おい!」

あほか。大丈夫なわけあるか。左腕の肘みたら、なんかプラーンってなってたの。なんか、めっちゃ砕けてた。肘の原型とどめてないの。ありえないから、ほんと。そんな状態のまま一時間ほどほっとかれたんですよ。保健室のババア、打撲とか言いやがるの。殺すぞマジで。で、一時間経ったくらいかな、左肘のグッチャグチョが青ざめてブクブク腫れてきて、さすがに保健室のババアも慌てて、病院いくことになったんです。乗用車で。救急車だろタコ。で、乗用車でまったり病院いってレントゲンとったら、なんか、肘の骨がね、ベビースターラーメンみたいになってるの。知ってます?ベビースターラーメン。 肘っていうかベビースター。

それで、ベビースターはやばいってことで、手術することになったんです。お医者先生が言うには、肘が砕けてるから、ワイヤー入れます、だって。ワイヤーって何ですかね。ワイヤー。8の字ワイヤーとか言ってたな。 切開して、ワイヤーで骨を固定したんです。無事成功ですよ。あ、でもワイヤー飛び出そうになってた。成功ですよ、たぶん。手術中とか、なんか、お医者先生はリゾートの話で盛り上がっていらっしゃるんですよ、さすが先生。まさに余裕ですよ。数人の先生達が、リゾートのホテルについて熱く語ってるの。間違いなく、この先生達はスゴイ。肘がもげそうになってても、リゾートですよ。ブラックジャック顔負けの余裕さ。

まあ入院ですよ。やっとまともに治療できますよ。よくあるじゃないですか、友人が怪我したのが心配で、授業サボってまでお見舞いにくる。もちろん先生はそれを黙認。熱いぜお前ら、青春だぜ、みたいな。そんなのねーから。一度も誰もこねーよ。来たのはブッサイクな担任の女教師。マジ感動した。授業中、僕はいつも担任の女教師の顔みて笑ってたんです。最低ですよね。そんな糞ガキのために、フルーツケーキまで持ってきて、

「大丈夫…?本当に大変だったね…。」

とか言うんですよ。号泣。ああ、なんて僕は馬鹿だったんだろう、こんな素敵な女性が担任なのに、毎日毎日心の中で「ブッサイクが喋ってる!ブッサイクが社会の授業しとる!」とか思ってたんだろう。ほんと、最低だよね。で、本当に美味しそうなフルーツケーキ。高そうですよ。クソガキのために給料削ってるんですよ。惚れたね、僕が嫁にもらってやるよ、とか思っちまったもん。ごめん、嘘。で、次の日食べようと思ってたんです。それはもう楽しみにしてね。で、肘の激痛の中、朝目を覚ますと、なんか、オカンがケーキ食ってた。喰ってた!食ってたああああああdさfsdfだs1!たんにんおせんせいがくれたけーきくてったああ!ギブスで頭カチわろうかと思いました。こっちはね、オナニーすらできないんです。毎日毎日ブッサイクなナースにチンコ見られ、尿出すの手伝ってもらって、性処理もできないんです。皮かむりのチンポコ見られるのどれだけ恥ずかしいか。それなのに女神がくれたケーキをババア食ってやがったんですよ。ありえないから。怒りと悲しみで立ち上がれるようになりましたよ。点滴とかブチ切るような勢いで。鬼のようにリハビリしました。とりあえずオナニーから練習しました。あ、利き手は右手なんですけど、あれじゃないですか、あえてリハビリのために左手でオナニーの練習したんですよ。すっげー回復しました。何日かたって、家に帰れるようになって、まあ帰っても学校いけないんです。学校っていけるときは行きたくないけど、いけないときって本当に行きたくなるもんなんですよね。頑張ってオナニー、じゃなくて、リハビリして、やっと学校!てな感じで登校しました。中学校とかって、怪我とかしたらヒーローじゃないですか。みんなの視線の的ってやつ。で、意気揚揚と教室に入って、「オハヨー!!久しぶり!」って言ったんです。そしたら、「もう授業始まるよ。なに興奮してんの?」うわ、すっげー歓迎。ちんこ立っちゃうよってな訳ねーだろ殺すぞテメ!!誰も心配してくれない。むしろスルー。え、何があったの?もしかして僕の腕より面白いこととか起きた?みたいな。アラビアからの転校生とか、友達がうんこ漏らしたとか。なら納得ですよね。でも、なんていうか、いつも通り、平凡な日常?ってな感じで、普通にスルー。ナイススルー。サッカー日本代表も真っ青なくらいスルー。ナイスパス!とりあえずギブスで三人ほど殴りました。ナイスシュート!あ、そうそう、何が言いたいかというと、この古傷見てたら、中学校の担任だったブッサイクな女教師の顔を思い出してマジ嫌だな、ってこと。


7/6 初恋。


初恋って何なんだろうね。夏に近づくにつれ、僕は初恋について毎年考えてしまうんです。何故その年に好きになったのか、とか。その子のどういうところに惹かれたのか、とかね。で、話は少し反れるんですけど、僕の初恋として認識している年は、小学校5年の頃。今は違うんですけど、当時の僕の女性のタイプは自分より背の高い女性だったんです。あ、今のタイプはストライクゾーン狭いです。えっと、6〜30歳くらいの女性かな。で、話は戻ります。えっと、背の高い女性が好きだったんです。僕はいわゆる転校生ってやつで、小学校五年の時に今すんでいる所に引っ越してきたんです。右も左もわからなくて、友達もいないし、毎日が本当に不安で。でもそんなこと親には言えないじゃないですか。だから学校に行くのが苦痛で苦痛で。でもそんなとき、一人の女性が僕に優しく話しかけてくれたんです。それが初恋でした。その女性、Sさんとしましょうか。Sさんは僕より全然背が高くて、すらっとしていて、発育が良くて(ここが重要)、そして天然。もう、当時の僕のストライクゾーンにフォークで入るっていうか、入り損ねて金玉に当たったって感じの女性で、本当に可愛かった。それだけで毎日学校に行くのが楽しくて、なんか僕は片思いを楽しんでるって感じだった。Sさんはクラスの男子の人気者で、マドンナとまではいかなかったけど、恋する男子は多かった。僕もその中の一人で、僕はというと、当時、チビデブでちょっと根暗入ってたから、自分に自信がないからあまり話せなくて。それでも本当に好きだった。 中学に入り、体型も痩せて明るくなった僕は、Sさんと良く話すようになった。Sさんは明らかに僕のことを男としてみていないけど、僕は話せるだけで幸せだった。中学二年になり、僕はまだSさんのことが好きだった。女友達として仲良くなったので、次第にえっちな話とかもするようになった。てか、普通するかな中二で。まあいいか。とにかく、オナニーの話が一番盛り上がったね。女性がそういうことするって知らなくて。ほんと興奮した。はぁはぁ。で、気づけば三年生ですよ。早いよね、季節の移り変わり。僕は中学校生活をSさんに対する片思いと、野球に対する情熱とで過ごした。Sさん好き→はぁはぁ→野球→Sさんはぁはぁ→野球→はぁはぁ→Sはぁはぁ→はぁはぁ→はぁはぁ→はぁはぁはぁはぁという健全な中学生活を過ごした。思えば、あんなに真剣に物事に取り組んだことってなかったな。野球部員の中にちょっとしたライバルがいて、僕はいつもそいつを意識して練習してた。体格は僕より頭一個半くらい背が高くて、筋肉質。足が長くて、まあなんていうか容姿じゃ勝ち目ないってな感じだった。ただ互角だったのが足の速さ。僕みたいな非力な少年は、そういうところで監督にアッピールしなければならないので、足の速さだけは譲れなかった。てか負けてたけど。負けてましたけども!まあお互い、部員としてもライバルとしても認め合ってたし(そう信じたい)なんと言っても好みのタイプが似ていたしね。えっと、なんか気づいたら付き合ってたみたい。Sさんと。有り得ないから。信じられないから。泣けるし。失恋かこれおい。で、教室でめっちゃいちゃつくんですよ。ゲロ吐きそう。悲しみという名のゲロが。綺麗に言ってみたけど汚いな。そう、悲しみゲロ。しみゲロ。もう、なんか、ずっとくっついてる。で、気づいたらやりまくり。舌いれまくりーの手いれまくりーのちんこいれまくりーの。そういう噂ばっか流れるの。あいつら二人はやりまくりーの。お前ら馬鹿ですか、と。仮にも僕が本気で4年間片思いした女性と、終生のライバルですよ?そんな好敵手と女神が、やりまくりーのな訳ないじゃないかと。僕は聞きました。「ねえ、やってないよね?」「やった」そうですか。しみゲロ。シミゲロオオオオ!!悲しみという名のゲロ。で、しまいには放課後の教室でやったことあるとか言いやがるんですよ。やりすぎてコンドームが足りないよHAHAHAHAHA!!!!とかも言ってた。何がHAHAHAHA!!じゃ。出したてのうんこをお前の口んなか突っ込むぞってな勢いですよ。で、そんとき思ったんですよ。女性っていうのは女神とかじゃなくて、限りなく女神に近い人間だと、そう思ったんです。あ、綺麗なこと言った。僕って今輝いてる。女性も男性と変わらない人間ですし、健全な交際の延長線上にオセックスというものがあってもですね、それが普通なんですよ。きっと僕の好敵手も、僕が惚れた理由のように、きっとSさんの人間としての素晴らしく、可愛らしいところに惚れたんだと思いますよ。で、聞きました。「どういうところに惚れたん?「え?Sか?おっぱいがでかかった。」 肛門からしみゲロ。


7/7 七夕だあ。


あ、今日は七夕だね。七夕って言えば、織姫と彦星が、年に一度、我慢してた性欲を吐き出す日ですよね。ほんと、幻想的。美しいよね。遠距離恋愛って言うのかな。天の川の上で、織姫と彦星はこれでもか!っていうくらいカクカク。星の上でのオセックス。美しすぎる。感動的だなぁ。僕も男だからわかるんだけど、一年間も我慢してたら、気がおかしくなるよね。あ、わかんねえ。だって童貞だから。うぜえよな、彦星。調子にのんな死ね。あ、死んでるか。お星様だもんな。お星様にもなって何やってんだか。何ってセックスだけども。ほんと、汚いよ。大人って汚い。僕はピーターパンシンドロームなジャクソンなので、汚れた大人の気持ちとかわかりません。うんこって言われたら、口に含んでる牛乳を噴き出すような少年ですから、セックスとか、マンコとか言われても、全然わかりません。ごめんなさい。先月も、母にまんこって何って聞きましたし。教えてくれませんでした。まんこってなんだろう。不思議な言葉だなあ。まんこってなんだろうね、ほんと。なぜまんこなのか。オチンチンは言ってもいいのに、オマンマンって言ったらいけないのは何でだろう。オマンマンって何だろうね。不思議が一杯。なぜ少年は女性の生殖器に興味を示すのだろう。女性の体に対し、こうだろうとか、きっとこういう作りに違いない、とか。ほんと、夢見がちだよね。乙女より乙女だよね、オマンマンに対して。なんていうか、オマンマンってさ、夢、だよね。男の子の夢だよね。初めて無修正ポルノを見たときのあの衝撃。まさに夢、だった。親父の部屋に入り、ビデオラックを見てみると、なんか、アニメのタイトルのようなビデオがあって、それを自分の部屋のビデオデッキに入れて、再生したときのオドロキ。外人が、すごい勢いで喘いでた。洋モノでしたよ。当時僕は中学生。あんなの見ちゃったら、性に関する認識が屈折しちゃうよね。男と女が愛し合うのはさ、それはもう神秘的で、美しいことじゃないですか。分かってるんです、それは。だけどね、中学生ですよ。道端に落ちてるエロ本とかではぁはぁしているような少年がですよ、無修正見てしまったんですよ。故意にじゃなく、偶然に。僕の親父の精子が母に着床し、親の期待を一心に背負って生まれてきた僕。こんなんなっちゃいました。お父さん、お母さん、生まれてきてごめんなさい。で、そういうね、着床とか避妊失敗だとか、まあ生まれてきたんだよね。そういう僕という人間が生まれた喜ばしい偶然と、親父が異常なまでに変態という、神の悪戯としか思えないような偶然がですよ、重なってですね、僕が、僕という純情な少年が、その些細な偶然によって汚れてしまったのですよ。女性の生殖器はいいんですよ、僕は美しいと思ってます。めっちゃ好きですよ、オマンマン。声を大にして叫びたい。僕、オマンマン大好き!そんなことより、ショックだったのは男性の生殖器ですよ。なんですかあれは。すごいですよ。同じホモサピエンスとは思えないようなデカさ。自分と見比べてみて、自分がどれだけ非力で社会に必要とされてない人間かわかりましたよ。なんですか、あれ。腕ですか。僕の腕くらいありました。なんですか、アナコンダ?大蛇ですよ。もう何年も経ってるんですけど、頭からあの日のアナコンダが離れません。ですから、七夕だろうが、クリスマスだろうが、ケンタッキーおじさんだろうが、織姫だろうが彦星だろうが、もう、そういう日はアナコンダを思い出すんです。心に傷を負ってしまいました。この深い傷を癒すには、オマンマンしかないんですよ。分かりますよね。ですから、オマンマンを所有しているホモサピエンスの方、一度でいいので、僕と一緒に七夕やりませんか?連絡、心よりお待ちしています。(追伸、僕の趣味は、汚れない友達に無修正ポルノを突きつけることですので、そういった趣味を理解していただける方を募集しています。)


7/8 虫。


小さいガキってなんであんなに残酷なんだろうね。理解に苦しむよ。久しぶりに友達の家に遊びにいったんです。愛車モンキーに乗って。で、ついたんです。友達の家に。そしたら友達の弟、おそらく六歳くらいでしょうね。リンペイっつーガキなんですけどね。めっちゃかわいいんですよ。六歳って。めっちゃかわいい。ころころしてて、きゅーって抱きしめたくなるよね。で、そいつがまた、僕になついてくれてて。「今日もまた来たの?暇だね!」かわいいね、殺すよ。で、そいつが僕になにか見せてくるの。「なにそれ?うんこ?」「ううん、コガネムシなの!!」「へー。どうすんのそれ?」「飼ってるの。」「生き物なんだから大事に飼えよ。」「うん、それじゃね!」微笑ましい日常の一コマ。数時間後、なんかリンペイ君が叫んでるの。「カブトムシ死んだー!」って。まあ生き物ですから。いつかは死ぬわな。そうやって、生について学んでいくんですよ。そういうのって大事じゃん?虫も生き物だし、そこらへんとこは人間とかわんねーじゃん?で、暗くなったので、友達の家から帰ろうとして、バイクにまたがったんです。足元みたらなんか、でっけえ黒い物体。タイヤの横にね、かぶとむし死んでた。うん、放置。うーん、土に埋めてあげたほうがいいんだけどな。で、エンジンかけまして、いざ出発ですよ。なんか、前輪にはさっきのコガネムシの死骸が。うわ、グロ。教育なってねー。もう殺してるよ。っていうか嫌がらせかおい。僕の愛車の周りに死骸が累々ですよ。僕が轢いたみたいになってんの。りんぺい頭いいよね。僕のせいですよ、これはもう。見た感じ僕がやりましたよ。一言言ってやろうかと思いましてね。リンペイ君呼んだんですよ。そしたらなんか叫んでるの。「ちんこちんこちんこ!!ズボボボボボボ!!」うわ、六歳、青春まっさかりだなおい。誰がこんな下品なこと教えたんだよ。あほかと。馬鹿かと。ごめん、僕でした。


7/9 暑すぎ。


それにしても今日は暑いね。何度なんだろうね。35度。うわ、ありえない。暑すぎてチンポコが萎えてるよ。萎えすぎて皮かぶっちゃってるよ。元からですよ。ほっとけ。あのね、てゆうかね、それは仕方がないことなんですよ。いいですか、包茎っていうのは、別に恥ずかしいことじゃないんですよ。そうですよ。僕は確かに包茎です。それも仮性包茎ってヤツですよ。半分でて、半分隠れてるやつですよ。いいですか?仮性包茎っていうのは、起ったらですね、ちゃんとムケるんです。いやね、別に手術しようとか考えてるわけじゃないんです。気にしてないって言えば嘘ですよ。確かに気にはなりますよ。でも包茎手術っていったら整形じゃないですか。プチ整形ですよね。僕はこう考えるんです。せっかく親から貰った体、大事にしていこうってね。なんて親孝行な息子なんでしょう。息子。ですからね、別に僕は手術するのが恥ずかしいんじゃないんですよ。だから、親から貰った大事な体って言ってるだろ。あのね、わかるでしょ?僕は皮かむりでも恥ずかしくないんですよ。そりゃ立派なのにはあこがれますよ。でも、まあ遅いじゃないですか。今更どうしろっていうんですか。治りませんよ。治んない。無駄。剥いたって無駄だよ。どうしようもないんだよ…。包茎じゃない人にはこの気持ちわかんないよ!!大人なんて嫌いだよ!馬鹿!ばか…ばか…ばかぁ…。う…う…。誰か助けてよ…。誰か…誰でもいい…誰でもいいから女の子…ちょっと見てくれよ…。どこが悪いのか見てよ…。お願い。一生のお願い。一生のお願いだって言ってるでしょ!もういい、君には頼まない。今からお金払って愛を買いに行くからもういいよ君。


7/11 朝までナマ

女子アナ「みなさんこんばんわ。朝までナマ出しTVの時間がやってまいりました。今日は、陰茎大学名誉教授の、根岸葱教授に来ていただきました。よろしくお願いします。」

根岸葱教授「よろしくお願いします。」

女子アナ「根岸教授は、陰茎大学で陰茎学を研究していらっしゃるんですよね。」

根岸葱教授「はい。研究しています。」

女子アナ「陰茎学というのは、どのような学問なのですか?」

根岸葱教授「陰茎学というのは、簡単に言えばチンポコ学です。私はその中でも、特に難しいとされている、オナニーについて研究しています。しかしまぁ、結構これがやりがいがある学問でして。」

女子アナ「なるほど。根岸教授は最近、本を出されたと聞きましたが、どのような本なんですか?」

根岸葱教授「オナニー・未知のそのエネルギーという本を出させてもらっています。オナニーにおける、新発電方法についての本です。」

女子アナ「それは大変面白そうな本ですね。私もまた今度読んでみますね。」

根岸葱教授「社交辞令とかいらないから。」

女子アナ「ごめんなさい。」

根岸葱教授「あのねえ、君。君は陰茎学を馬鹿にしていないか?陰茎学を舐めちゃいけないよ。かの加○鷹でさえ学んだと言われる学問なんだ。君みたいな若造に馬鹿にされるのは屈辱だよ!」

女子アナ「申し訳ありません…。馬鹿にしてました。」

根岸葱教授「うわ、ショック。」

女子アナ「陰茎学を学んでいらっしゃるにもかかわらず、根岸教授は実は包茎だという噂が流れていますが…?」

根岸葱教授「真に遺憾ながら事実であります。」

女子アナ「しかも童貞でいらっしゃるとか…?」

根岸葱教授「童貞かどうかは今夜、あなたと私がセックスすればわかりますよ。どうですか?」

女子アナ「うわ、ありえない。マジきもいんだけど。」

根岸葱教授「ごめんなさい。」







女子アナ「てゆうかさ、あんた童貞でしょ?」

根岸葱教授「マジごめんなさい。」


7/12 孤独-誓い
屁こいたらうんこ出ちゃった!屁こいたらうんこでちゃった! ゲラゲラ!!どうもこんにちわ、根岸です。ちょっとパンツ変えてきます。変えてきました。ブハー!まだ付いてる!変えてきます。でね、真面目な話するけどさ、アクセス数がすごいんですよ。まだ13日しか運営してないんですけどね、今ね、4ヒット。ブハー!ブリ。ブリブリブリリ。自分のサイトですら毎日見てねーよ!ゲラゲラ。自分ですら見てないんですから、これはもう独り言ですよ。いや、独り言以下ですよ。そのね、独り言以下の日記をね、毎日更新してるわけなんです。目的もなくね。やっぱりさ、目的って大事じゃん?いやね、目的にしろ目標にしろ、やっぱ目指すもんがねーとさ、人間って腐るじゃん?腐るんだよ。そう、腐るんだって。やっぱさあ、あれじゃん?ネットという広大な海にさ、変態な男が一人、更新してるわけじゃん?誰にも見られないのにね。そういうさ、無駄とも思えるような時間を毎日かけてさ、馬鹿みたいに更新するわけ。やっぱりね、人間だからさ、孤独って嫌じゃん?誰かに触れられていたいのよ。寂しいと死んじゃうウサギさんだからさ、僕。もうね、今瀕死なの。死にそうなの。孤独死しそうなのよ。なんていうか、僕も雄のウサギだからさ、雌のウサギさんが好きなの。わかるよね。雌のウサギさんっても女子高生とかさ、女子大学生とかね、そういうね、若いウサギさんとか大好きなのよ。今ってあれじゃん?発情期やん。自己処理だけじゃ限界なのよね。ほんと。一人でさ、チンポコ触るのってめっちゃ悲しいのよね。いやね、だったらやめろとかね、そんな無理なこと言われても無理なんだよね。でもさ、やっぱさ、雌のウサギさんに見られるようなサイトってさ、こんなこと書かないじゃん。オナニーとかチンポコとかマンマンとか普通書かねーじゃんか。やっぱ、目指すならそういうダンディーなサイトじゃん?童貞?なにそれ、みたいなね。まあ、童貞でもさ、童貞じゃないフリとかできるじゃんか。だからね、僕はもう下品なこと書くのはやめるよ。なんていうか、まあ、僕も男だし、モテたいんだよ。ぶっちゃけね。よし!今日から下品なことは一切かかないと誓おう!やべ、屁こいたらまたうんこ出ちゃった。


テキストに 童話「チンポコ太郎」 を更新 。


7/13 夏-花火
最近さ、子供に怒る大人って減ってきたよね。親にしろ他人にしろね。子供に怒る大人が減ってきた、最近本当によく聞く言葉だよね。実際僕もそう思うよ。ずっと昔ね、僕がどうしようもない馬鹿だったころ、駅で煙草吸ってたんですよ。友達とね。そしたら40歳くらいのおっさんがね、お前ら未成年とちゃうんかと、そう叱ってくれましたよ。目が覚めましたよ。脳みその少ないガキにおっさんがコラッ!と一喝。僕は怒られながらも感動しましたよ。なんて僕は馬鹿なんだろうと。でさ、そういう大人って最近減ってきたよね。話は変わるけど、夏といえば花火だよね。夏の風物詩だよね。今日、友人と花火してたんです。最近は土地開発だかなんか知らないけど、ほんと、花火するスペースがなくなったよね。でね、数少ない花火ができる場所で花火してたんです。そしたら近くに車が止まって、中からおっさんが出てきたんです。そしたらなんか怒ってるんですよ。お前らどこで花火してんだと。ロケット花火してんじゃねーよと。怒ってるんです。田んぼにね、入ったらどうするんだと。いやね、僕達は田んぼには入らないようにしてたんです。入ったら大事じゃないですか。大事な苗ですよ。そんなことしませんよ。でもまあ、かなり怒っていらっしゃるので、反論はしませんよ。おっさんから見たら僕達はそういう風に見えるんです。ですから、ここはちゃんと謝りました。申し訳ありませんでしたと。つまりは田んぼに入るかもしれないから、空に向けて飛ばすなってことですよね。だから僕達はおじ様のおっしゃる通りに、空には向けず、おじ様の方へとロケットを思いっきりぶっ飛ばしました。


7/14 オンライン
いやー、オンラインゲームって面白いよな。え?僕?FFやってるんだよね。ファイナルファンタジーオンラインってやつ?まあ一つの仮想世界でさ。そこじゃ僕でもヒーローに成れるわけ。わかる?ヒーロー。そこじゃ友達沢山いるんだよ。沢山。いや、別にリアルじゃ友達いないってわけじゃないよ。いるって。三人くらい。ちゃんといるでしょ。現実逃避じゃないよ。ちゃんと現実見てるって。見てるって言ってるだろ!!ほっといてくれよ。僕のことは。最高だよ、ほんと。リアルの女よりゲームの♀キャラのほうがいいよ。僕を裏切らないしね。高1の時に付き合ってた女なんて他に男作って消えたんだぜ?信じられる?ありえねーよ。糞が。僕が悪いんじゃないって。めっちゃお金かけたもん。貢いだよ、ちゃんと。でさー、話は戻るけど、オンラインゲームってほんといいよね。外でなくていいもん。いや、ひきこもりじゃないから。ほんと。ゲームの中じゃさ、童貞だからって馬鹿にされないからさ。僕は幸せだよ。楽しいなあ。毎日楽しいよ。だからもういいよ。リアルとかもういいよ。現実の女より3D。3Dだよ。3Dっていいよね。FFがあれば他に何もいらないよ!はは、ほんとだって。いや、ほんと。彼女とかいらないから。興味ないよ。女とか興味ないって。興味ないって言ってるだろ!!興味ねーよ。うおーーー!セックスしてぇーー!!(興味津々)


7/15 人生って何だろうね。
何やってんだろ、俺…って思うことない?僕はね、今がそのときなの。こうやってね、メモ帳開いてね、誰も読まないマイサイト(かっこよく言っちゃった!)をね、更新してる。そういうことがね、もうすでに何やってんだよ、と。そう僕は思うんですよ。HDにアダルトゲームとエロ画像とエロ動画しかないパソコンをね、駆使してね、糞みたいなサイトを毎日更新してる、そんな自分がもう嫌なんですよ。何やってんだよ、と。僕はね、こういうことをするために生まれてきたんじゃないと、そう思う、思いたいけど…現実って過酷じゃん?いやね、ほんと。両親がね、お金かけて育ててくれたんですよ。両親からすれば僕は宝物ですよ?たぶん。そんな自慢の息子がね、こんな糞サイト作ってる。そう知ったらどれだけ親は悲しむか。想像しただけで涙出てくるよ。下半身の涙が。パソコンに向かって性処理してる惨めな自分がね、ディスプレイに映し出される、ほんと悲しいよ。僕はこんな糞になってしまって悲しいよ。意味もなくオナニーして、意味もなくサイトの更新をする。毎日がその繰り返し。人生って何だろう、性って何?僕の存在理由はなに?そうやって毎日自己嫌悪して、こうなりたい自分を想像する。そんな糞みたいな僕でも、きっと人のためになることができたり、他人を幸せにすることができると思うんですよ。自分の良いところを数えましょうよ。きっと何か美しい部分があるんです。探そうよ!きっとある!絶対あるんだっていやないやマジ今から首吊って自殺しますね。


7/16 マスターベーション誌
以前は糞サイトでいいと思っていた。でも今は日本一の糞サイトになりたい。

彼は自分のデスクトップの背景がアニメキャラという糞パソコンのディスプレイをハニカミながら眺めている。思えば六月三十一日のサイト開設からはや17日。10日を過ぎてようやく4ヒットという(うち4ヒットとも自分で踏んだ。)偉業をなしとげ、さらには一ヶ月で10ヒットという大台を狙っている。そんな自サイトを見て、彼はこう答えた。

「政治や環境保護、ボランティアだとか社会福祉だとか、そんなたいそうなことを並べたいわけじゃない。このサイトにある現実は、非モテだとか、童貞だとか、マスターベーションとかそういうもんなんだよ。ようするに、チンポコさえ触れればいい、そういうこと。」

彼はキーボードを叩きながら、怒るでもなく、静かな口調で答えてくれた。ファーストテキスト、チンポコ太郎の公開から数日、ナイーブな彼は、気が気ではないらしく、終始何かに怯えていた。親や兄弟にサイトバレを恐れるわけでもなく、ただ彼は数少ない友人を失うのが怖かった。

「軽いノリだったんだ。ホームページの話になって、何も考えもせず、自サイトを教えてしまった。こんな糞サイトを。畜生!」

彼の気持ちも分からないわけじゃない。彼は本当に何も考えていなかった。酒に酔っていたのかと言えばそうかもしれない。それが言い訳かと言われればそうなのだろう。本当に軽いノリだった、彼はそう言い、キーボードを床に投げつけた。彼の文章は国を批判するわけでもなく、かといって、愛国者でもない。ただ、そこにあるのはオナニーテキスト。日々のマスターベーションとも言えるテキストだった。実際、彼のオナニーテキストを見た友人は去っていった。彼にしてみればこんな理不尽なことはないだろう。短い付き合いとはいえ、お互いの将来を話し合った仲の友人に、自分のサイトを教えた、ただそれだけなのだから。

もう後には戻れない。一度始まったものは止められない。どうせなら、最後まで糞を貫き通す。

彼がオナニー依存症になってからもう10数年が経とうとしていた。彼は言う、

「オナニーなしじゃ文章はかけない。僕はもう駄目なのかもしれない。僕はもうクリエイティブじゃないんだ。」

彼は迷っていた。今から自分の文章性を、まるで花や動物のテキスト、純粋無垢な少女のようなポエムにしていいものだろうかと。彼はやつれきっていた。tajimaushiのバンドメンバーとの衝突(脳内)、一歳になる息子(脳内)と、二年前結婚した妻(脳内)との家庭環境不和(脳内)。彼は本当に疲れていた。

「別に元カノのことは引きずってないさ。もう4ヶ月前だぜ?浮気については妻(脳内)も怒っちゃいないさ。息子(脳内)も愛してる。僕はいつだって冷静さ。」

彼はそう言うが、本当は引きずっているのだろう。人生で初めてといえる、バレンタインデーの楽しい思い出が、彼の心の傷となって残っている。

「僕に女が出来たこと自体間違いだったんだ。きっと神様の気まぐれさ。じゃなきゃ、今ごろ童貞で、包茎で、オナニーばっかしてる猿じゃないさ。畜生!チンポコの先でも入れときゃよかった!元くらい取っとけばなあ!」

彼は興奮を抑えきれないといった表情で、いつもの倍以上のスピードでキーボードを叩いていた。その文章はまるで彼の心の中を映したようなチンカスみたいな文章だ。いや、彼はいつだってチンカスだ。そう、彼はいつだってチンカスなのだ。 最後に彼はこう呟いた。

「以前は糞サイトでいいと思っていた。でも今は日本一の糞サイトになりたい。」

彼ならできると僕は思う。誰も一度も見ないまま、tajimaushiという彼の脳漿を耳から垂れ流し、アナルにまた突っ込むようなテキストバンドの閉鎖は確実なことだと思う。そう、誰も見ないままこのテキストバンドは終わりを告げるのだ。彼はそうなることを知り、それでもまだキーを打ちつづける。これが、これこそが僕のオナニーだと言わんばかりに…。

2004年七月号 マスターベーションテキスト誌より抜粋。
7/18 ごめんて。
昨日はほんまごめんって。ごめん。ほんとごめん。いやさ、なんつーか、あれ、うん、あれなんだよ。吐いてた。ゲロ吐いてました。友人宅でゲロ吐いてました。だからね、更新できなかったんです。いやね、正直に話すとね、更新忘れて酒を飲んでたんです。そしたらね、なんか、気がついたら吐いてた。で、意識が飛んで、気がついたら次の日の昼だった。そういうことなんですよ。いや、ごめん。本当にごめんなさい。てゆうかな、言うけどな、このサイト誰も見てねーじゃん。僕は誰に謝ってるの?ねえってば。いや、怒ってないよ。僕が悪いんだし。逆ギレもいいとこやん。いやさ、こんな糞サイト誰も見ないじゃん。そんなんわかってるって。だからさ、僕悪くないやん。めっちゃ悪くないやん。てゆうか更新する意味あるのかな。ゲロ☆放出してまで更新とか無理やん。更新ってなんだろうね。更新。更新って新しいオナニーの方法かな?いや、僕が聞くところによると、更新しながらのオナニーはかなり気持ちがいいらしい。ほんとだって!うそじゃねーよ。今日僕やってみよ。それでは(パンツを下ろしながら更新


7/19 狂ってる。
この世界は、狂ってる。


7/20 環境保護
僕は別に日本がどーなろうと知ったこっちゃない。愛国心のかけらもない。政治がどうだとか、犯罪がどうだとか、そんなもん知るか。知ったところでどうなる?何もなんないだろ。だから僕は、僕はね、僕でもできることをしようと思うんです。ほら、あれですよ、環境保護。植林だとか、ゴミ拾いとかなんでもいいんです。紙の原料って木じゃん?紙使えば木減るよね。伐採するもんね。極端な話。ほら、あれじゃん、大切に使おうよ、紙。トイレットペーパーとかさ、使うな。うん、使うな。手でふけ。え?無理?まあ、僕も鬼じゃないよ。そうだなあ、パンツでふけよ。僕なんかあれだよ?小学校のときから環境保護に関心があってさ、極力野糞を心がけたよ。ノグソ、わかる?外でうんちするの。あれってめっちゃいいで?だってな、まず、紙使わないだろ?それに僕のうんちが木の肥料になるんだぜ?めっちゃ地球に優しい男、根岸ってもんだよ。それでさあ、僕も決めたんだよね。地球のために何ができるかなって。まずは、あれ、うん、オナニーのあとにつかうティッシュの量を減らすね、まじで。うわ、やべーな。めっちゃかっこよくね?「オナニーの後に使うティッシュの量を減らすことを公約します。」こりゃ当選だよ。100万票は確実だな。ぱくるなよ?ぱくんなって。僕が選挙活動するときに使うんだから。それにしてもやべーな。なんつーか、モテ発言だよな。かっこよすぎね?まじすげーよ。まじやべー。まじやばい。ほんとやばい(僕の思考回路は。


7/21 夏のハミダシ
僕はね、ほっといてほしいんです。もうずっと家の中で丸まりたい。メールをするな、電話をかけるな、自宅まで押し寄せるな。あのな、中学の同級生だがなんだか知らねーよ。我が物顔で来るな。お前らとの縁はな、中学卒業と共にスパっと切れてるんだよ。何偉そうに電話かけてるんだよ。お前らはあれですか、僕の友人ですか。あのね、電話番号だってね、社交辞令で教えたんですよ。君たちの今後の人生なんて興味ないんです。何が久しぶりに遊ぼう、だよ。あのな、久しぶりっていうのはな、会いたくないから会ってないのであって、久しぶりに決まってるだろうが。あのな、僕の精神フィールドに足を踏み入れるな。踏み込んでいい人間は限られてるんだよ。電話の第一声が久しぶりって言う人間はな、その時点で僕と縁が希薄なんだよ。家に来るな。中学時代の女の同級生を連れてくるな。家に連れてくるな。エロ本とアダルトビデオをメスに見られるのはアナルの菊の筋数えられるより恥ずかしいんだよ。犯すぞコラ。つーかな、乳でけーな。何が入ってるんですか、って聞きたくなるような乳だね。みんな大きくなったなあ。そうだよな。もう高校三年生だったよな。僕たち。そりゃあ、大きくもなるわな。僕は残念ながら、包茎という、オス特有の悩みは、体も精神的にもひとまわりもふたまわりも大きくなった今でさえ、解消はされていないのだが、君たちはなんだね?その乳は。なんだと言っているのだ!その乳は!その乳!乳はなんだね!私に向けるな!危ない!危険だ!そのような凶器を私の眼球に向けちゃ危ないじゃないか!なんだね!親を呼びなさい!どういう教育をしたらこんなにデカいのかね!なんだね!あのな、人の家まで押し寄せて、同級生風を吹かせながら、あれですか、結局のところは甲賀忍術、くのいち、お色気の術ですか。効かねーよ。ボケが。乳ミサイル?ふん。こっちはな、長年家に篭り、禁じ手とされる、秘技-2D仮想恋愛の術をマスターしたゆえ、それがしにはそのような、下賎な庶民のお色気殺法など効かぬのだよ。ふふん。それがしを暗殺しようと思うのであれば、2Dの女をもってこい。無理だろ?だから僕は最強なんだよ。はー、結局はお色気忍法-温泉編だもんな。笑わせられるよ。くだらねえ。乳は効かねーって言ってるだろうが、くのいち。っと…ブラ見えたな。うん、見えた。だめだなー、殺法されちった。やられちった。わわ、また見えた。っとっと…お前もか。糞が。やるな、こいつら。つまりはあれか。それがし、但馬の忍を滅するため、君たちはあれかね、男一人と女二人で甲賀忍術、お色気の術でそれがしを暗殺するのかな。それも乳という全くといっていいほどの、証拠を残さない、完全犯罪をする気か。やられたね。まさかワキからチラつくブラジャーがここまで心が躍るものかと知らなかったよ。もうだめだ、色香に惑わされ、くのいちの虜になってしまった。どうりで友人を装い家の来るわけだ。よほど準備が万端と見える。やられた、本当にやられた。僕のあの辛い修行は何だったのか。栄養ドリンクを飲み続けながらの24時間耐久ギャルゲー巡礼。アダルトゲーム真夏の10本切り、2Dの理想的な彼女をゲロが出るほど妄想し、現実、いわゆる、3D化する、脳内彼女スタンド化計画。あの、かの宅八郎でさえ苦戦したと言われる、あの修行の数々。思い出すだけでも横隔膜が圧迫されそうだ。畜生がッ!あの苦労が水の泡になる。もう現実の女性には興味がなくなったと思っていた矢先に!やられた!ワキのチラつく!胸の!ブラが!もうだめもうだめもうだめだー。っと、あれ?っと…。あれ?いや、まさかな。夏だし。そうだよな。夏じゃん。っと、あれ、うん、うん!このクノイチ、ワキ毛剃ってねえ!夏だぞ!夏!馬鹿か!夏に、剃らない、って、そんなの、ありですか?見たか!それがしの13の秘技のひとつ、秘技-ワキ毛返し!ふはははは!やはりそれがしは最強の忍者あああぁあぁぁAAAHHHHHHHHHHHHHH!!URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!それがしぃいぃぃいはぁぁぁぁさいきょうsdfgsのにんじゃああああああああsdふぁsああああああだsd5るあsっだい;おっだふぁl;あふぁ!あふ


7/22 すきすきだいすき
おっぱいが好きです。おっぱいが大好きなんです。ですから、おっぱいがたまらなく好きなんです。大きいおっぱいが好きです。美しいラインのおっぱいも好きです。控えめな乳房も大好きです。おっぱいが、僕はおっぱいが心底好きなんです。夏の暑い日、蒸した体育館で部活動をしている女性徒の、バレーの練習中における、清らかでいて、そしてダイナミックに揺れるおっぱいが好きです。純粋無垢で、汚れを知らない少女のおっぱいも見ていて心が洗われるようです。年上の女性の、悩ましい胸のラインも大好きなんです。実は足も大好きなんです。足の美しい曲線が大好きです。女性の素足ほど美しいものはありません。僕は足が大好きなんです。ルーズソックスをはいた足も大好きです。紺ソックスなんて、何時間でも見ていられます。大好きなんです。好きで好きでたまりません。おっぱいがあれば生きていけます。女性の足を見ていられるだけで僕は幸せです。僕にはおっぱいがありません。見せてくれる女性も一生現れないかもしれません。いや、現れないでしょう。僕には女性の足がありません。美しい足を見せてくれる人はいません。ですから、見せてくれる人がいないんです。だから生きてはいけません。おっぱいも見れません。女性の足も見れません。何も、何も見れないんです。僕はこの世界と、僕の人生に絶望します。おっぱいもない。足もない。ですが、チンポコはあります。そうか!僕にはチンポコがあるんだ!生きていける! ワイは日本一の幸せもんや!うへへへえ、ぼくってしあわせじゃん!とってもハッピーじゃん!あはははぁ。ぼくは鳥にだってなれるんだ。だってチンポコがあるんだ。僕は部屋の窓を開け、大空へと高く、美しい曲線を描くように飛んだ。そうだ、僕は鳥になれるんだ。それでは、みなさん永遠にごきげんよう(窓から飛び降りた僕は、鳥になんかなれなかった。そこにあるのは腐臭漂う肉と、ただの血という液体だけ。それでも僕は幸せだった。


7/23 あだ名
僕のあだ名は「猿」って言うんです。これは僕の容姿が猿に似ている、乗っている原付がモンキーだからっていうくだらない説が多々ありまして、実のところ、その猿と呼ばれる由縁って言うのかな、そんなのがまだ解明されていないんです。少数派の意見としては、猿のようにオナニーをするからっていう意見があるのですが、僕は、この説がもっとも信憑性に長けていると睨んでいます。で、話は変わりますが、かの豊臣秀吉(故)さんも、僕と同年代の頃は猿と呼ばれていたんですね。で、何が言いたいかというと、簡単に言えば、僕は豊臣秀吉なんですよね。おっと短すぎたかな、ドヘヘヘヘ。んでまあ、あれですよ。きっと僕は偉大な人物になること間違いなしです。 あれですよ、今のうちですよ。今なら大特価です。僕がまだ手に届くうちに、女性の方、メール下さい。まだ、間に合います。急げ。ほんと急げ。今叩き売りだから。すげー安いんだって。3円、3円でいい。3円に貴女のモノに!安い!急げ。メール急げ。ダッシュ。走れ。3円でいい。いや、2円でいい。安いだろ?急げって。僕が豊臣秀吉になる前にメールしとけって。悪い話じゃないだろ?1円でいい。ああもう!もってけドロボー!価格破壊だよ、もう。無料、タダ。仕方ないなあ、今なら一万円のキャッシュバック付き。こりゃびっくりだね。え、何を悩むことがあるんです?本当に今のうちですから。あとで泣いたって僕知りませんよ。急げ。ほんと急げ。マジ急いで。なりふりかまわず急いで。マジ急いでなりふりかまわず僕だけを見て急いで。マジ急いでなりふりかまわず僕だけを見て、そして抱いて。朝まで抱いて。なりふりかまわず一緒に朝の日の出を迎えて。なりふりかまわず乳首、吸わせて。


7/24 やった。
やった!100ヒット、キリバンゲットです!自分で踏んだ。マジ死にたい。むしろ誰か殺してくれ。お前でいい、早く、僕の喉を、そのナイフで、思いっきり深く切り裂いて。誰も見ないであろう、このサイトを運営してもう一ヶ月が経とうとしている。まるで僕は無人島にたった一人取り残されたみたいで、恐らく、誰も金輪際見ないであろうSOSを、喉がかれるまで叫んでいる。助けて。早く助けて。早く童貞捨てさせて。僕の悲痛な叫びは誰にも届かない。僕はこの広大な海に、ひっそりと浮かんでいる無人島なのだ。誰か助けて欲しい。僕の悲痛な叫びを聞いてくれ。いつか、そう、いつの日か。僕のこの声が、誰かに届く、その日のために、僕はここに一言書き記しておく。


乳首、吸わせて。


7/25 冷えちゃう。
愛知出身の方、こんばんわ、根岸です。他の奴はどうでもいい。ほら、散れ散れ。シッシ。愛知出身以外は見るな。あ、ごめん!怒らないで!嘘だって。愛知県以外の人も見ていいって。むしろ見てよ。あ、ほら、すぐそうやって怒る〜。え?怒ってない?そもそもこんな糞サイト見ない?へ〜、そうきますか。やっぱりそういう事言うんだ。いや、いいんだ。分かってる。最初から分かってる。いつも君はそうだよね。すぐそうやって冷たくするよね。僕に対して。あ、もしかしてあれでしょ?…好き、なんでしょ?僕のこと。愛情の裏返しは憎悪って言うじゃん?なんか違うけど、きっと好きなんでしょ?糞サイトは見ないとか言って、実はそういう趣味なんでしょ?僕と同じ変態なんでしょ?え?キモイ?本当にこんなキモイサイトは見ないって?またまた〜。僕のサイトのどこがキモイっていうんだよ。なんでもかんでもキモイで片付けちゃだめだよ。このオッチョコチョイ☆ほら、良く見て。全然キモくないじゃん。日記のログとかさ、ほら、よくみて、うわ、めっちゃキモッ!!自分のサイトながらめっちゃキモ!めちゃキモ!ゲロ吐いちゃった!オエ。なにこのサイト。どんなサイト名だよ、但馬牛?ありえねーネーミングセンスだな(大爆笑)あれだろ、自分が兵庫県の但馬に住んでて、但馬の名産が牛だからっていう理由で付けたんでしょ?ありえねーから。マジきもいですね。もしかして、その根岸葱っていうHNとか、あれでしょ?友達に「なんか面白いHNってねーかな?」とか聞いて、友達が適当に「お前ネギ臭いっぽいよね。んじゃあ根岸葱ってのはどう?お前にぴったりじゃん」とか言うのを真に受けて、本当に付けちゃった口でしょ?え、図星?まじですか。本当にどうしようもないくらい今世紀最大、唯一無二の存在にして、天上天下、ダークマター的なこの世界の支配者たる絶対的なキモさですね。ったく…。こんな糞サイト作る奴の顔が知りたいよ。あ、発見、パソコンのディスプレイにうつってた。ありえね、僕だ。僕じゃん。殺して。ね、殺して。今すぐ。

さて、話は変わりますが、こう暑いとクーラーを使いがちですよね。クーラーとか、使っちゃ駄目ですよ。地球に悪いし、どこかの糞サイトの管理人みたいに、ひきこもりがちになって、非モテの呪いを受けますよ!ザキよりキツイですよ!え?糞サイトの管理人ってどんな奴かって?知らねーよ。んなもん。どんなツラしてんだろうね。拝んでみてーな。一度。あ、発見、パソコンのディスプレイにうつってた。ありえね、僕だ。僕じゃん。殺して。ね、殺して。今すぐ。

でさー、話は戻りますが、確かにクーラーって便利ですよね。無いと困りますよね。クーラーみたいな人間の英知を結集し、なんかすごそうな科学者があーだこーだー、言って、なんかできた機械、フィードバック制御の憎いヤツ、すげえな、クーラー。あ、寒い。ぽんぽん冷えた。うんこもれちゃう。あ、実は中学生の時から下痢症で、月に15日は下痢です。病気とかじゃなくて、体質じゃないかな。今も下痢の中、タイプしているのですが、正直、もう、我慢、無理、かも、しんない。出そう。今にも出そう。トイレ行けばいいとか、そんな問題じゃない。これは自分との戦い、聖戦(ジハード)なんだよ。我慢とか、違う。違う!トイレとか違うの!分かって!ママなら分かってくれると思ってた。思ってたのに!ジハード!うんこもれちゃう。もうだめ。ごめん。出た。こんにちわ!って出た。そういえば、すごいね、あれ。見ました?え、見てない?見たほうがいい。今すぐ見ろ僕のうんこ。

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リンク返しありがとうございます。好きです。付き合ってください。無理ですか。そうですよね。ううん、いいんだ。気にしなくていいよ。え?男?なんだよ〜、早く言ってくださいよ〜。ま、冗談はさて置き、今後とも宜しくお願い申し上げます。


7/26 訂正とお詫び。
リンクにおける不具合を修正。どうやって死のうかな。首吊ろうかな。


7/27 ダイジェスト
今日の日記 ダイジェスト

朝起きる(6:30)

朝立ちしないのを見て、歳を感じる。

電車乗る(7:00)

チャックが開いているのに気づく。

学園ドタバタラブコメディ(8:00・妄想)

来春映画化。

電車乗る(11:00)

やっと帰宅。フィリピーナより労働条件悪いんじゃねえの。

昼飯食べる(14:00)

メニューは白米。久しぶりの米。

友達の家へ(14:00過ぎ)

数少ない友人の家へ。

犬の散歩(19:00)

オス犬に後ろを狙われる。なんとか貞操を死守。

晩飯食べる(20:00)

アワやヒエ。米が食べたい。

寝る(20:00過ぎ)

サイト更新を忘れ、夢の中へ。

起きる(22:00)

暑くて起床。あ、サイト更新しなきゃ。かったりーな。

サイト更新(23:00)

何やってるんだろう僕。人生って何だろうね。

オナニー(24:00)

もう死にたい。

寝る(24:00過ぎ)

明日は幸せでありますよーに。

明日も明後日もこの生活。



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次回予告:突如現れた謎の団体、オナニーセブン。非営利団体の悪の組織オナニーセブンは、非モテであり、童貞であり、仮性包茎であるという、特別天然記念物並みの、ワシントン条約で今にも保護されそうな珍獣、根岸葱を狙い、彼の部屋へと忍びよる…。彼の部屋を静かに開けたオナニーセブン!しかしそこには、光よりも速い速度(言い過ぎた、たぶん亜光速くらいちゃう?)でオナニーをする根岸の姿があった!次回、最終回、「怒りの自慰行為〜その速度、亜光速につき〜」をお楽しみに!次回もサービスサービスゥ!


7/28 ゲンチャ
人との出会いはいつも突然だ。


今年の一月は九日。僕と友人の中田と、最後の冬休みの休日を利用し、原動付自転車の免許を取るべく、僕達はド田舎から明石へと電車で移動した。

まだ日が昇ってなく、寒く、薄暗い駅のホームには僕と中田しかいなかった。甘党の僕は、薄暗明かりの自販機で、ホットココアを買い、乾いた喉に流し込む。

「なあ、中田よ。こう誰もいないと何だか悲しくならないか。」

チョビチョビとココアを飲む僕に対し、中田は、しこたま煙草の煙を吸い込んだ息を吐き、男らしくないなと、一言呟いた。

中田から差し出された煙草を吸い、深呼吸をする。

「ああ、そうだ。僕は男らしくない。そしてお前もな。」

中学校からの友人の中田は、お互いの悪口を気にもとめることなく、ただ煙を吹かしていた。

始発の電車が近づく。いよいよ僕達の日帰りの小旅行が近づく。

「僕達は今日、男になる。」

そう、僕達は男になりにいく。男のステータス、それは車。しかしながら、かなしきかな、僕達高校生。車を買う金や、ましてや免許を所得する金すらない。かなしきかな、高校生。

「中田よ、そういうわけで原付だ。一万ですむんだ。」

僕のくだらない理由に、中田は、はいはい、と二度返事をした。

彼もまた、女にモテたくて免許を取りに行く。しかしながら、僕と同じく原付だ。彼もまた金がないのだ。

「でもさ、ゲンチャで女にモテるとは思えないな。お前はどうだ?」

中田のおっしゃる事は的を得すぎていて、妙にムカつく。僕はカラになったココアの缶を、スーパーの袋にしまい込んだ後、中田に対して相槌を打った。

そんなことはわかってる。時既に遅し、始発の電車は動き出した。


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明石に着いた僕達は唖然とした。なんだ、この都市は…。 僕達、ド田舎で生まれ、ド田舎で育ったヒューマン。こんな大きい町は悲しいことに見たことがない。 キョロキョロと落ち着かない様子で、町を見渡す僕を残し、中田はそそくさとバスに乗り込んだ。

「根岸、これが教習所行き。早く乗れバカ。」

バカと言った方がバカなんだ、と小学生並みの決まり文句を言いながら僕もバスに乗った。

バスは思ったよりも早く教習所に着いた。 これまた大きい教習所。地元にも教習所があるのだが、それとは比べ物にもならないほど大きい。

僕達がここに来た理由は至極シンプルなもので、地元の教習所よか、明石の方が受かりやすいぜ、という高校生の間のつまらない噂によるものだ。なるほど、深く後悔した。こんな大きな建造物、一ミリも想像していなかった。

デカく、立派な建造物を前に、ド田舎のヒューマンはひどく後悔した。

噂なんて信じちゃいけないんだな、ここよか地元の方が受かる気がするよ。建造物からプレッシャーを感じる。

ブツブツと独り言を言う僕に対して、ド田舎代表のヒューマンの一人、中田はずんずんと前に進む。

先ほどから、ド田舎、ド田舎のヒューマンと言っているが、どれほどまで我が地元の田舎がゴイス(スゴイ)かと申し上げますと、我が地元の高校生は、自動改札口を通れません。電車の。切符をどこに入れたらいいのかがわからないんです。ごめんなさい。

それくらいすごいのだ。どうだ、すごいだろう、誉めた称えよ。

さてさて、僕を残し、一人で無謀にも階段を上る中田。 そこには窪塚主演、狂気の桜に出てきそうな、パナウェーブよろしく、全身白一色の、いかにもド田舎狩りです、とも言えるような言えないような若者数人がたむろしていた。

どうなる中田!中田の運命は!

次回、童貞戦隊ドイナカレンジャー、「愛とオナニーの果てに」、どうぞご期待ください!次回もサービスサービスゥ!

(つづく)

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(つづき)

教習所へと歩んで行く、中田。彼の背には後光が見えるようだ。だってさあ、めっちゃおるやん、怖い人。目の前に。 絡まれちゃうよぉ、なんて思ってた僕。中田、普通に通過。

僕の心配をよそに、中田は手招き。そうか、彼らだって人間だ。なにもしない僕を襲うわけないじゃないかと、僕は自分に言い聞かす。田舎の不良なんて屁でもねえくらい都会の不良は怖い。田舎の不良にしかわからない感情だが。てゆうか、僕は不良じゃない。そうだ、絡まれるわけがないじゃないか。彼らにしたら僕はウサギ、野を走り回るかわゆいウサギ。彼らは狼なんかじゃなく、人間なんだ。僕を襲うわけないじゃないかと、また言い聞かす。

次第に彼らとの距離が近づく。

3メートル





インパクト。

めっちゃ、睨んできてますやん。僕ですか。

どうやら彼らからしたら、中田より僕が美味しそうなご様子、 僕は…

1、最終奥義「僕はミジンコです、と、目をそらす」

2、Tシャツを破り捨て、「田舎のパンピー(一般人)なめんじゃないぜ。オラ、かかってこいや。時代遅れのパナウェーブさんよぉ?」と吐き捨てる。

何も危害を加えていない僕に対し、睨んできた彼らに対し、怒りをあらわにした僕は、戸惑うわけもなく、問題なく、選択肢「2」



の上を選んだ。生まれてきてごめんなさい。僕はボウフラ以下のミジンコちゃんです。どうか御慈悲を…。

根岸家に代代伝わる奥義を目にした彼らは、恐れおののき、しょんべんちびるような感じで、糞を見るような目で僕をあざ笑い、談笑をし始めた。はン!見たか我が奥義。

こんなに睨まれたの久しぶりだぜ。通学の電車の中で中途半端な不良に睨まれたことがあったが、それは問題なく睨み返した。むしろその不良に「なんか文句あるんか?」と絡まれたくらいだぜ。無論「はあ?何言っとんや?頭大丈夫か、お前?」と言い返したくらいだが。中途半端な不良には強いぜ。血の雨降らしたろか。僕の。

全身白装束の眉毛ない人に睨まれた僕は、見えてはならない人生の選択肢が見えた気がしたが、僕は過去を振り返らず教習所へと入っていった。なんつーか、情けねえ。

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教習所の中はごった返していた。バケツをひっくり返した大雨と同等のホーン数の、声、声、声。 拡声器を使い誘導する係員等、想像すらできなかった(田舎人には)プレイスがそこにはあった。

手続きを済ませ、ついに試験開始となる。予想問題集を一夜漬けならぬ、五日漬けしか僕には怖いものなんてない。

さあ、きなさい。今のテンションなら司法試験すらパスだぜ!と言わんばかりにペンをとり、マークシートに神の御業とも言える勢いで書き込む。オラオラオラ、どうした?お前の力(テスト)はその程度か。ぬるい。ぬるすぎるわ!ははははは!はぁ、全然わかんねー。んだこれ。難し。わけわからん。

問題1、バイクに乗る時の正しい姿勢は…であって…タンクに両股をはさむように…うんたらかんたらガンダーラ。

わかんねえ。なにそれ?タンクに股はさむ?新しいオナニーの方法?それって気持ちイイ?イイの?

とりあえず、○

気持ちよさそうだし。

次!

問題2、歩道に老人や子供がいる場合は…事故を起こさぬよう…徐行運転をしなければならない…うんたらかんたらガンダーラ。

んだこれ。徐行?徐行ってなに?老人や子供が安全なように?しらねーよ。轢かれる奴が悪い。安全運転?笑わせんな。

×っと。

轢いたれ。

そんな感じでテストは幕を閉めた。 テストはその日のうちに採点され、電光掲示板へと載る。合格点は90点オーバーだ。なかなか厳しいと言えよう。

どきどき。緊張を表すかのように、心臓が激しく自己主張していた。

場内が騒然となった。

ついに発表されたのだ。

僕の番号は…○○○-444。不吉すぎる。受かる気がしねー。

っと

っと!あった!やった!受かった!ついに念願の東大に受かったんだ!これでひなた荘のカワイコちゃんとウキウキパラダイス!眼鏡とったら超絶美人の性悪カワイコちゃんや、剣術少女、おとなしい中学生の女の子…えとせとらえとせとら、と、夢のような「ありえない」「童貞でも」「浪人」でも楽しい「妄想」とも言えるようなラブコメが待ってるんだ!らぶヒナ!イェイ!

意識が錯乱するほど嬉しかった。どうやら東大…もとい、原付筆記試験に受かったようだ。

友人の中田も受かり、僕達はそのまま講習を受ける形となった。

ちなみにお互い90点。合格ラインぎりぎり崖っぷちだった。 二時間ほどスクーターに乗せられ、それを終われば免許配布となる。辺りは暗くなっていたが、この後また電車に乗らなければならない。なんとも疲れる展開じゃないか。

免許配布、ついに僕は念願の免許を手にする。免許…なんて甘美な響きだろうか。思わず勃起してしまいそうだ。念願の免許を眺めると、僕はすぐさまその「異変」に気づいてしまった。悲しいことに僕は霊能力者。友人が貸したエロビデオのどこで友人が抜いたかをわかってしまうほどの霊能力者な僕は、その研ぎ澄まされたシックスセンス(第六感)がビンビンと勃起…じゃなく、反応しているのがわかる。こりゃすごいエビルスメル(邪悪な臭い)だぜ、僕のゴーストがささやいてる。

写真が、そう免許の顔写真が別人だったのだ。僕の顔じゃなかった。すっごくブッサイクな顔だった。なにこれ、人間ですか?猿人がうつってますよ。猿ですよ、人間の顔じゃないです。こういうこともあるのだろうか。これは僕の免許ではなかった。配布の時に係員の人が間違えたのだろう。この史上最強の霊能力者、アメリカのFBIも捜査をお願いする程の根岸葱の免許証と間違えるなんて、なんて愚かなヒューマンよ。これ、見てくださいよ。別人ですよ。ぶっさいくやなあ。

名前の欄を見てみる。



根岸 葱

僕の、顔、でした。

膝をつき、力なく地面に倒れる僕。見事な右ストレートであった。アンタ、アンタなら世界狙えるよ。ワイはここでストップや、アンタこそチャンピオンやで!!

真っ白に燃え尽きた。

自分の写真写りの悪い顔という、見事な右ストレートを食らった僕。しばらく休んだのち、僕と中田は、また同じバスに乗り、帰路へと急いだ。

早朝とは違う濃さの闇。夜だ。

夜、夜は好きだ。朝とは違う、この闇が僕は好きだ。 僕は電車の窓から見える、光の一つ一つを見ながら、そこには家族があって、暖かい家庭があるんだろうなあ、と思いをはせた。乗り換えのため、中田に引っ張られ、一時電車から降りる。

暗く、誰もいないホームの中、中田はクールに煙を吐いた。それはまるで湯気のようで、いや、まるで原爆と言ったような煙の量。こいつの肺はどうなっているのだろうか。焦げた真っ黒トーストみたいになっているのではないかと心配する。自分の持っている煙草の一本を勧める中田に僕はバシっと断った。トーストになるわけにはいかないからな。もらい煙草をバシっと断った。



「自分の、ありますから。」

僕もまた、焦げたトーストだった。 自分の煙草を吸いながら、僕はどこか落ち着かない表情の中田が気になった。どうしたと言うのだろうか。

「中田、もうすぐ帰れるな。日が変わるまでには帰れそうだ。」

僕が喋りかけても中田には聞こえていないようだった。 どうしたと言うのだろうか。

「根岸、すまない」

彼が急にぽつりと呟いた。何を謝っているのだろうか。僕と中田の仲、友情を超える、友情の仲。俺たちの仲に謝罪はないぜ、とばかり中田を優しい眼差しで見つめる。

「根岸、乗り換えミスちゃった。あと何時間はここで待たないと。電車ないや。てへ。」

俺たちの友情を超える、友情の仲。そんな重大なミスなんて気にも止めるわけあるだろ殺すぞテメ根性焼きじゃ手ぇだせゴラ!!

中田を、軽く、殴った。

兎も角、僕達はここで数時間、次の電車を待たないとならないわけで。つまりは終電。次を逃したら今夜はこの寂れた駅で眠ることになるだろう。

寂れた自販機で、僕はまたココアを買った。ガコン。缶が自販機から排出される音が駅にこだました。本当に静かな夜。 こんな綺麗な星空の中、野郎と二人。ボーイズラブ(ホモ)ゲームなら好感度ガシガシあがってるな、とつまらない妄想をする。いや、しなくてはやってられないのだ。こんな寂れた駅に、野郎と二人なんだ。悲しくだってなる。

はあ、とため息を吐く僕に、見知らぬ声が聞こえた。

「あなた達、高校生?」

後ろを振り返ると、薄明かりの待合所に、80歳を超えるであろう、お婆さんが、僕達に声をかけていた。

野郎と二人で、ボーイズラブ(ホモ)ゲームのフラグが立たなくてよかったと思いつつ、お婆さんに僕は近づいた。 お婆さんはとても暖かい表情をする人で、初対面であったが、気がねなく話せる、そんな人だった。待合所のベンチに三人で腰掛け、世間話をする。

「私にはあなた達と同じくらいの孫がいるのよ。」

なんて言えばいいんだろうか、おばあさんの声はとても穏やかで、井川遥よりも癒し系だった。

世間話は次第に今日の話になり、僕達はバイクの免許を取りに明石へと向かったことを告げる。すると意外にも、お婆さんの表情はそれまでと一変して暗くなった。

「私の息子の友人がね。そう、息子があなた達と同じ高校生の頃、本当に仲のよかった友人がバイク事故で死んでしまったわ」

お婆さんは僕達に申し訳ないと言った表情で語りだした。

「免許が取れて浮かれてたんでしょうね。息子の友人は取れたその日に死んだわ」

「本当に仲のよかった友達だったのに。」

僕と中田は何も喋れなかった。お婆さんには、僕と中田の関係が、まるで自分の息子とその友人ように見えたのだろうか。

「こんな話をしてしまってごめんなさいね。でも、本当に事故だけはしないで。あなた達、まだ若いんだから。」

そう言いながら、お婆さんの表情は先の表情へと変わっていく。とても穏やかな表情へと。

時間が経つのは速い。こういう時こそ速く感じる。 楽しかった時間は終わりをつげ、電車が来る時間へと近づく。

「お婆さん、色々とありがとうございました。」

僕と中田はお婆さんに軽く一礼をし、電車の中に入っていった。

人にお礼を言うのが苦手な僕の、精一杯の礼だった。

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暑い夏の日、今日も僕はゲンチャにまたがる。エンジンをかけ、ハンドルを握ると、いつもあのお婆さんの顔や声が頭をよぎる。

今まで僕が無事故でいられたのは、もしかしたらあのお婆さんとの出会いのお陰かもな、とニヤけながら走り出す。

人との出会いはいつも突然だ。

あのお婆さんと出会わなければ、安全運転をせずに、事故を起こし、僕は今ここにいないかもしれない。人との出会いはいつも突然で、いつ何が起きるかわからない。自分にとって+となる出会いなのか−なのか。それはわからない。突然で、それでいて運命的だからこそ、人と出会うのは面白いんだ。

運命的な出会いを求め、ひきこもりがちな少年は今日も原付を走らす。出会い、出会いを求めて。


7/29 昨日に引き続きバイク話。
「もっと速く走れよ。」

これが彼の口癖でして。

彼の名前は健太郎君。僕の小学校からの友人であります。 休みの日になると、いや、平日でも彼は僕の家に、煙草を咥えながら、すごいスピードで来るんです。スクーターで。やはり2スト、馬力がいいですね。とまあ、いつものように彼は煙を撒き散らし、巨体を揺らし…ああ、でかいんです、彼。とにかく、僕をバイクで連れまわすんです。僕のモンキーは、はっきり言ってドノーマル。遅いったらありゃしない。それがまたかわいいんです。彼のスクーターは、なんかごちゃごちゃしてて、いかにもスピードに自信がありますって感じで、あまり僕は好きじゃありません。そんな健太郎君は、わざと僕の後ろを走り、僕をせかします。

「もっと速く走れよ。」

後ろでなんか叫んでます。

「お前さあ、もっと速く走れよ。そんなにスピード出したら事故する?しねーよ、俺は。おっと、バイトの時間だ。そりゃじゃ、またな。」

これが僕が見た、最後の彼の言葉。

その日以来、煙草とスクーターがセットな彼、とんと姿を現しません。連絡もつかない。

僕は噂が好きじゃありません。

だけど、噂によると彼はですね、今黒塗りの新しいバイクを手にした様子。

それに夢中で遊びに来ないのかな。

僕はバイクに詳しくないので、彼の黒塗りのバイクの名前、よくわからないのですけど、噂によると、「車いす」って言うのに乗ってるみたい。


7/30 姉。

僕は生粋のエロゲーマーでして。

いや、真のエロゲーマーの方に申し訳ない事を言ってしまいました。申し訳ない。僕は生粋なんかじゃありません。にわかエロゲーマーです。怒らないで。許して、お願い。

僕はあれですよ、にわかサッカーファンと同じくらいのエロゲーマーです。申し訳ない。

ですが、まあ、にわかエロゲーマーなんで、一日5時間はエロゲーします。もっとしたほうがいいですよね…エロゲーマーの方に申し訳ないです。ジャンルはバラバラですが、基本的には鬼畜が好きです。そんな僕ですが、一つだけこだわりがあります。

姉が、好きです。

もう一度、姉が、好きです。

いいですか?姉が、好きなんです。

しかしまあ、何でしょうか、今の時代って言うか、流れと言いますか…。

やるゲームやるゲームは妹ばかり。

ちょっと待ってくださいよ、と。確かに妹はいいですよ。

僕は小さい頃、ハンバーグが大変好きでした。ですが、今はハンバーグ、これ、嫌い。オデ、ハンバグ、タベレナイ。

ぶっちゃけ飽きちゃったんですよね。ハンバーグと妹。

やや!怒らないで。妹もいいですよ!怒らないで!殴らないで…。ぶたないで…。

どんなに美味かろうと、所詮は人間ですから、毎日同じものは食べれません。

ですから、姉、なんですよ。

今の僕のマイブームは姉!!!コレ!!決まり!!

えっちな姉、優しい姉、厳しい姉、どんとこい!なんでもイけます!姉!姉!姉!

はぁはぁはぁ…すみません、ちょっと取り乱しちゃいました。 ああ!怒らないで!痛い!顔はやめて!殴るならお腹にして!

ぶたないで…許して…。

ですけどまあ、もうどうしようもない壁がありまして。 宇宙の法則を無視にはできません…。ないものねだりってわかってます。宇宙の法則、それは僕が長男だということ。

これは越えられない壁…。

世界がどうなろうと、僕は長男なんですよね。 しかも兄弟は弟が一人。萌えねーよ糞が。

宇宙の法則、もうどうしようもありません。

姉がいないんです。越えられない、壁。

ですから、まあ、ねえ?妥協って大切じゃん?男なら引き際ってもんを知らないと。

姉はもう無理なんですよ。ですからまあ、妥協して妹…痛い!目を殴らないで!グフっ!鼻は…やめてあds、うまぐ、じゃべれなぐなるがら…。

鼻血止まんない…痛いよぉ…痛い!助けて!妹が嫌なんて!そんな!言いませんよ!ほんと!ガッ!鼻やめでぐれ!うまぐじゃべれなぐなgる!あdsj。

ああ!やめて!肛門だけは!がyさsd!あs!太い!おっ奇異イよぉ!あgふ!あぐあsd!

があssd!

…うっ…うっ…ひどい…こんなことって…。中に出さなくても…。

すみません、ティッシュ…くれますか…?ありがとう…。優しいんですね…。

ですから、まあ、姉は親に頼んでも無理なんで、ここは妥協…じゃなくて、喜んで親に頼みました。

「オカン、妹作ってくんね?」

「はあ?ふざけんじゃないよ。あんたが作れば?」



なんだって?







そ の 手 が あ っ た か ! ! !




7/31 中学生の頃の話
家族団らんの時間、夕食の時だ。

悲劇は、突然我が家に…。

「葱、あんた女に興味ないんだね。」

家族全員箸が止まる。

「母さん、何いってるの…?」

僕が中学の修学旅行から帰って来た頃から、母がおかしかった。無口だったり、どなり散らしたり。 ヒスと言えばそうかもしれない。

そして今日、これだ。

「あたしゃ知ってるよ。女に興味がないんでしょ。」

何を言っているのだろうか。思い当たる節がない。

「何言ってるんだよ、母さん。くだらない。僕はもう寝るよ。」

僕はそう言い、家族を囲む食卓を後にした。

次の日、僕は自分の目を疑った。

机の上に散乱している修学旅行の写真。 どれもこれも僕の笑顔だ。 僕の親しい友人達と相部屋だった僕は、ホテルの部屋の中でも 本当に楽しそうだった。 最後の一枚をめくる。


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「いやぁ、思ったより広いね〜。」

僕が想像していた部屋よりも大分広かった。 これなら十分暴れれそうだ。

「うんうん、もっと狭いかと思ったよ。」

友人も同じ意見らしい。

修学旅行と言えばコレだろう。 どんな見学より、友人との絆が深まる、そう、相部屋ってのはそういうもんだ。

「よっしゃ!さっそく風呂だ!どうよ?裸の付き合いってのは。一緒に入らね?」

筋肉自慢の友人がそう提案した。それも一興か。

「いいね〜。なんかそういうの楽しいよね。もちろんスッパだよね?すっぱだか。」

「おうよ!行くか!」


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「おお、すげえ筋肉だな。どうだ!俺も!むん!」

「はは、まだまだ。」

ガガシャ!ダン!

パシャ!

突如風呂の扉が開けられる。

「お、おい。なんだよ、お前隣の部屋だろうが。風呂に入ってくるなよ」

そこにはここの部屋にはいないハズの友人がそこにいた。

「いや、あ、悪い。てゆうか何で二人で入ってるの?」

「え?ああ、そういうのも楽しいかなって。旅行ってテンションあがるやん。」

「てゆうか、お前なんでカメラ持ってるの?まさか撮ったの?」

「え?いや、撮ってないよ。驚くかなって思って。」


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そうか…。これで辻褄が合う…。

持ってなかったハズのアイツが、なぜカメラを持っていたのか…。

友人の間で、カメラを持っていたのは僕だけ…。

そしてそのカメラは!オカンのカメラだ!そうか!そういうことか!って訳でこれは僕と友達のチンコ写ってる写真で、現像した母にホモだと思われたんだ〜。なるほどね〜。はあ、安心した。さて、寝るか。

寝れるか。


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母の視線が冷たかった。 何を言っても信じてもらえない。弁解の余地なし。 物的証拠に、僕を弁護してくれる人はいない。

僕は、家族という世界で、死刑を宣告された。

しかし状況は一変する。

一週間後、自分の部屋に入った僕は驚愕する。

僕のコレクションとも言える、女性のヌード雑誌が部屋に散乱していたのだ。

母…か。

夕食の時が迫る。気が思い。

母に勘違いをされ、今度はこれだ。

自分の不運さに飽きれる。

家族が集まるリビングに怖くて行けない。

家族に罵倒されるのだろうか。

それとも無視だろうか。

無視…か。それが一番嫌だな。

言いたいことがあるなら言って欲しい。

ヌード雑誌は弁解しない。

しても無駄だろう。

ガチャ

「おお葱か。今日はステーキだ。ほら、座れ。」

「はいはい、急がなくても肉は逃げませんよ。」

笑っている父と母。

一体何があったのだ?昨日までの雰囲気がそこにはなかった。

僕は弁護人なしの裁判に敗れ、社会的に死刑になったのではないのか?



いや、待てよ。なるほどな。

何も語らない弁護人が僕の部屋にいたんだな…。



今日も僕はエロ本を手に取り、物思いに耽る。彼はエロ本であると同時に、僕の最高の友人なのだ。
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